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HSP113名に聞いた|辞めどきの見極め方と転職回数・休職経験のリアル

113名のHSP体験談

次こそは長く勤めれると思ったのにまた転職してしまった。辞めたいと思ってからもなんだかんだで仕事を続けて、辞めどきが分からなくなっている。そんな方も多いのではないでしょうか。

今回、独自アンケートを実施したところ113名のHSPさんが、転職2回以上の人が78%、休職経験者が63%にのぼりました。つまり転職をしていない人の方が少数だったということです。

この記事では、113名のHSPさんが「辞めどき」をどう感じ、休職のタイミングをどう見極めてきたのかを当事者の体験談を紹介します!アドバイスをGETして、あなたの今後の人生にぜひ役立ててみてくださいね!

目次

HSPの78%が転職2回以上・63%が休職を経験している

「HSPは転職や休職を繰り返しやすい」——そんなイメージは、実際のデータでも裏付けられるのでしょうか。HSPの辞めどきについて、113名へのアンケートから見えてきた転職回数・休職経験の実態を、まずは数字で確認していきます。

113名アンケートの転職回数データ

今回のアンケートは、HSP・繊細さんの方113名に協力していただいた結果です。うち有効回答が得られた95名のデータをもとに、転職回数と休職経験の実態を数字で見ていきます。

有効回答が得られた95名の年齢層は、こちらです。

20代前半
6名(6%)
20代後半
27名(28%)
30代前半
20名(21%)
30代後半
17名(18%)
40代以上
25名(26%)

※割合は小数点以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。

20代後半が28%と最も多く、30代・40代以上まで幅広い年代から回答が寄せられました。転職や休職を繰り返すのは、特定の年代に限った話ではないことがわかります。

転職回数を集計した結果が、こちらです。

転職回数人数割合
4回以上36名38%
2回22名23%
3回16名17%
1回14名15%
0回7名7%

2回以上の転職経験がある人は、合計78%。

同じ会社に続けている人の方が少数だったことが今回アンケートをとってわかりました。

休職経験63%が意味すること

さらに、休職経験を聞いたところ、63%が「あり」と回答しています。

転職や休職を繰り返すことは、甘えでも特別なことでもなく、HSPにとってはむしろ「よくあること」だと言えそうです。

あかり

また転職しちゃった…って自分を責めてたけど、78%が2回以上って聞いたら、なんか私だけじゃなかったんだってなんか安心した

ゆうき

転職や休職を繰り返すこと自体は、特別なことじゃないんです。むしろHSPにとってはよくあることなんですよ。次のセクションで、みんながどんな瞬間に「辞めどき」を感じたのか見ていきましょう。

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HSPが転職・休職を繰り返しやすい理由

「なぜ自分は、こんなに転職や休職を繰り返してしまうんだろう」。そう感じたことがある人は、少なくないと思います。HSPが辞めどきを早く感じ、転職や休職に至りやすい理由を、感覚の特性から整理していきます。

感覚処理感受性という特性

HSPには「感覚処理感受性」という特性があります。周囲の音・空気・人の感情の変化を、人より深く、細かく処理してしまう脳の傾向のことです。

これが職場に当てはまると、こんなことが起きます。

普通の人が「ちょっと嫌だな」で流せる出来事を、HSPは何度も頭の中で再生してしまいます。

たとえば、こんなことです。

  • 上司の機嫌の変化
  • 同僚の空気感・表情
  • 仕事量やノルマの変化

ひとつひとつを深く受け取ってしまうぶん、消耗のスピードも早くなります。

自分の特性を知りたい方は、HSP診断・HSS型診断をセルフチェックしてみましょう。

HSP診断はこちら

消耗が早いから辞めどきも早い

だからこそ、「合わない環境」に長くとどまり続けることが、HSPにとっては負担を感じやすい。結果として、他の人より早いタイミングで「ここは無理そう」と判断し、環境を変える選択をすることが多くなる人もいます。

転職回数が多いことは、我慢が足りないからではなく、消耗のスピードが少しだけ人よりも速いから。 そう捉え直すと、少し見え方が変わってきませんか。

前回アンケートに回答してくれた方の声です。

男性の回答者

「会議のたびに上司が誰かを名指しで強い口調で批判する場面が続いた時期がありました。直接自分が言われているわけではないのに、その場の空気が張り詰めるだけで胸が苦しくなり、会議の前日から眠れなくなっていました。まず、『この消耗は自分の弱さではなく、感度の高さからくるものだ』と認識し直したことが、大きな転換点でした。」バーダックさん(30代後半・男性)(113名のアンケート結果より)

バーダックさんのように、「この消耗は弱さではなく、感度の高さからくるもの」と捉え直せると、自分を責める気持ちが少し軽くなることがあります。

あかり

「なんでこんなにすぐ辞めたくなるんだろう」って自分でも不思議だったけど、そもそも消耗するスピードが人より速いんだったら、それも納得できる気がする。

ゆうき

そうなんです。だから「もっと我慢すればよかった」と自分を責める必要はないんですよ。次は、実際にどんな瞬間に「辞めどき」を感じた人が多いのか、見ていきましょう。

HSPが「辞めどき」を感じる典型的な瞬間

「辞めどき」は、ある日突然やってくるものじゃありません。HSPが辞めどきを感じる瞬間には、いくつかの共通したサインがあります。ここでは、113名の回答から見えてきた典型的な4つのパターンを紹介します。

いくつかのサインが重なって、少しずつ「もう無理かもしれない」という感覚に変わっていく——アンケートの回答を見ていると、HSPが辞めどきを感じる瞬間には、いくつかの共通したパターンがあることが見えてきました。

  • 体調・睡眠に異変が出はじめる
  • 「頑張れば何とかなる」が通用しなくなる
  • 相談しても状況が変わらないと気づく
  • 「1年後も同じかも」と未来が見えてしまう

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

体調・睡眠に異変が出はじめる

気持ちよりも先に、身体が限界を伝えてくることがあります。

前回アンケートに回答してくれた方の声です。

女性の回答者

「同期がほとんど辞めていき自分が古株になった職場で、新人にだけ雇用が守られ、自分たちが雇用打ち切りになっていった。噂が広まり新人側から下剋上的な態度を取られるようになり、不規則勤務で不眠症が悪化。限界が来て仕事に行けなくなった。」ねこさん(40代以上・女性)(113名のアンケート結果より)

不眠が悪化し、体重も変わり、周りからも変化に気づかれるようになった——ここまで来ると、「気合いで乗り切る」フェーズはもう終わっています。気づいたら、朝ベッドから起き上がれない日が増えていた。身体が先に「辞めどき」を教えてくれるパターンです。

「頑張れば何とかなる」が通用しなくなる

最初は「自分がもっと頑張れば」と思い込んで、無理を重ねてしまう時期があります。

前回アンケートに回答してくれた方の声です。

男性の回答者

「住宅営業の仕事をしていた時、ノルマへのプレッシャーが強く、常に数字を意識しなければならない環境がとてもつらかったです。思うように成果が出ない時でも精神的に追い詰められるような雰囲気があり、毎日仕事に行く前から気持ちが重くなっていました。」かぷちーのさん(20代後半・男性)(113名のアンケート結果より)

かぷちーのさんも、最初は「自分がもっと頑張れば何とかなる」と無理を続けていたそうです。でも、気持ちにも体にも限界を感じるようになった——この「頑張りが通用しなくなる瞬間」が、辞めどきのひとつの目安になります。

相談しても状況が変わらないと気づく

相談したり、記録をとったり、できることを試したのに、状況が変わらない。そう気づいたときも、大きなサインです。

前回アンケートに回答してくれた方の声です。

女性の回答者

「上司からのパワハラを受けていた時期があり、会議や朝礼でミスを必要以上に大声で責められたり、他の社員の前で人格を否定するような発言をされたりすることがありました。仕事の指示が曖昧なまま進めた結果について後から一方的に叱責されることも多く、何をしても評価されない状態が続きました。」たつのさん(20代前半・女性)(113名のアンケート結果より)

たつのさんは、信頼できる同僚や家族に相談し、やり取りを記録して客観的に整理する努力もしていました。それでも状況が変わらなかったとき、「これは自分の努力の問題じゃない」と気づいたそうです。

1年後も同じかもと未来が見えてしまう

もう一つ、見過ごされやすいサインがあります。「今のしんどさ」だけじゃなく、「このままいくと1年後もきっと同じことで悩んでいる」と、先が見えてしまう瞬間です。

環境そのものが変わる見込みがない、上司や職場の空気が変わる気配がない——そう感じたとき、HSPは人よりも早く「ここにいる意味」を考え直しはじめます。これも、逃げではなく、先を深く読んでしまう特性のひとつです。

ゆうき

「まだ頑張れる」と「もう無理」の間には、いくつかのサインがあるんです。それに気づけるかどうかが、辞めどきを見極めるポイントになります。

辞める前にできることを試した人たちの声

アンケートを見ていくと、HSPさんの多くが「いきなり辞めた」わけではないことがわかります。辞めどきを迎える前に、記録する・働き方を見直す・相談するなど、できることを一通り試している人がほとんどでした。ここでは、辞める前に試したプロセスを体験談とともに紹介します。

記録して客観視する

たつのさんは、上司とのやり取りや発言内容を記録して、客観的に状況を整理していました。感情のままにせず、外側から自分の状況を見る工夫です。

働き方を変えて様子を見る

かぷちーのさんは、辞める前に「自分に合う働き方」について改めて考える時間を取っていました。

「無理に合わない仕事を続けることだけが正解ではないと思えるようになりました」

すぐに辞めるのではなく、まず自分に合う働き方を探ってみる。それでも難しければ辞める、という順番です。

相談して状況が変わることもある

大事な補足として、相談してもすべてが変わらないわけではありません。

前回アンケートに回答してくれた方の声です。

女性の回答者

「業務を教えてくれる人がパワハラをする人だったため毎日出勤が嫌でたまりませんでした。何をしても『こんな事もわからないんですか?』など嫌味を言われました。上司に面談を申し入れパワハラについて相談しました。周りの人にも相談し同情を誘い、あのパワハラする人ヤバいよねという雰囲気を作りました。その中に上司にパワハラを訴えてくれた人もいました。上司もそのパワハラをする人を問題視してくれ、何度も注意をしてくれました。それでも治らなかったため、パワハラをする人を移動させてくれました。移動が不満でパワハラをする人は退職したので、快適に過ごせるようになりました。周りに相談することは大事だと実感しました。」はゆりさん(40代以上・女性)(113名のアンケート結果より)

はゆりさんは、上司への相談と周囲への働きかけによって、パワハラをしていた人が異動になり、結果的に職場に残ることができました。

たつのさんのように相談しても変わらないケースもあれば、はゆりさんのように相談が状況を動かすこともある。だからこそ、「辞める前にまず相談してみる」ことには意味があります。それでも変わらなかったときが、次の判断のタイミングです。

それでも限界がきたら受け入れる(私の体験談)

先ほどのねこさんは、退職後にメンタルクリニックやカウンセリングに通い、なるべく外に出て気分を変える工夫をしていたそうです。

「体がしんどくなった」という限界のサインが、最終的に退職の決め手になりました。無理を重ねてきた分、辞めた瞬間にふっと肩の力が抜けた、という人も少なくありません。

実は、私自身にも同じような経験があります。

3回目の転職前の職場は、女性特有の派閥や陰口がひどくて、常に気を張っていました。仕事自体は、正直そこまで苦じゃなかったんです。ただ、環境が合わなすぎた。

そんな中、ある朝、突然起きられなくなりました。「ポキッ」って、心が折れる音が聞こえた気がしたんです。病院に行ったら、心がかなり限界を迎えていると言われました。

休職したものの、そのまま復帰できずに退職することになりました。正直、悔しかったです。仕事自体は嫌いじゃなかったから。上司に納得してもらうまでにも、かなり時間がかかりました。パワハラの記憶がしばらく心に残って、しんどい時期もありました。

YODAKA

それでも、あのとき「自分のために休む」と決めたことは、間違っていなかったと思っています。

あかり

ちゃんと試した上で辞めてるんだよね。「すぐ逃げた」わけじゃなくて、ちゃんと頑張った結果なんだって思う。

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転職を繰り返すことは「弱さ」じゃない

「また転職してしまった」という自己否定、ありませんか。HSPが転職を繰り返すのは、我慢が足りないからではありません。転職回数の多さが意味することを、113名のデータと声からあらためて見ていきます。

でも、アンケートの中には、こんな声もありました。

知っていてほしい「乗り換える」という言葉

前回アンケートに回答してくれた方の声です。

女性の回答者

「お局が存在する職場はしんどいです。私自身、人に興味がなく、根暗、コミュ障なので、お局に気に入られるということは絶対にありません。自分らしく働き、限界がきたらまた転職します。なるべくお局という存在がいないような職場を探し、また失敗したと感じたら、このように短期離職を繰り返します。乗り越えるというかは、乗り換えるという形で自分勝手に生きてきた結果、大したキャリアを築けず、未来の自分を困らせています。いつか2年以上同じ場所で働いてみたいです。」ピオさん(20代後半・女性)(113名のアンケート結果より)

「乗り越える」というより「乗り換える」——ピオさんのこの言葉、すごく的確だと思いませんか。

私自身、1回目の転職は、好きな仕事だったけど待遇が悪すぎて、新卒9ヶ月で辞めました。手取り10万円では、正直、暮らせなかった。「好き」と「得意」は、仕事にしてみると全然違うんだと、そのとき初めて実感しました。

転職を繰り返すことは、逃げているわけじゃなくて、自分に合う場所を探し続けているということなんです。

2回以上の転職経験者が78%というデータも、それを裏付けています。「合わない場所から離れる」を何度も選んできた人が、それだけたくさんいるということです。

さらに興味深いのは、転職4回以上の36名のうち、15名(42%)が40代以上だったことです。20代・30代のうちは「これで大丈夫かな」と不安になりやすいですが、年齢を重ねながら何度も環境を変えてきた人が、実際にたくさんいるということです。

転職後も86%が働き続けている

そして、今の働き方を聞いたところ、こんな結果になりました。

働き方人数
正社員30名
パート・アルバイト22名
フリーランス19名
無職11名
派遣社員5名
契約社員4名
専業主婦2名
自営業1名

回答者全体の86%が、何らかの形で今も働いています。 転職や休職を繰り返した先で、無職のままというより、正社員・パート・フリーランスなど、自分に合う働き方を見つけて続けている人が多いこともわかりました。

「転職を繰り返した先に、何があるのか」が見えないと不安になりますが、実際には、多くの人がそれぞれのペースで働き続ける場所を見つけています。

あかり

「乗り換える」って言葉、すごくいいなと思った。逃げてるんじゃなくて、自分に合う場所を探してるだけなんだよね。

ゆうき

転職回数が多いことを気にしすぎなくていいんです。HSPにとっては、自分に合う環境を見つけるまでのプロセスの一部なんですよ。

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「辞める」と決めても、言い出せないこともある

ここまで辞めどきのサインを紹介してきましたが、HSPにはもう一つ、大きなハードルがあります。「辞める」と決めても、それを言い出せないという壁です。この章では、言い出せない理由と、その乗り越え方を紹介します。

言い出せないのはHSPの特性なのかな?

「辞める」と決めても、それを上司に言い出せない、というハードルです。HSPは相手の反応を先回りして想像してしまう分、退職の意思を伝えるまでに時間がかかりやすい傾向があります。

相手がどんな反応をするか、どんな空気になるか——それを先回りして想像してしまうのが、HSPの特性でもあります。「迷惑をかけてしまう」「がっかりされるかもしれない」と考えすぎて、なかなか言葉にできない。これも、決して珍しいことではありません。

前回アンケートに回答してくれた方の声です。

女性の回答者

「一生懸命業務に取り組み、残業で賄っていましたがいつしかこころが疲弊して朝早くに起きることが出来なくなりました。異動を上層部に何度も相談しましたが受け入れてもらえず、でもお局たちに歯向かう勇気もなければ嫌われる勇気もなかったので退職しました。」pinさん(30代後半・女性)(113名のアンケート結果より)

pinさんのように、思っていることをうまく言えないまま、退職という形で状況から離れる人も少なくありません。それも、「言い出せない」というHSPの特性のひとつの表れだと言えそうです。私も入社して1年目で辞めたいと思ったものの、結果的に5年も続けていた。あの時早く決断していればなぁと何度も悔やみました。

言い出せないときの4つの工夫

もしこの段階でつまずいているなら、次のような工夫が助けになります。

  • 話す内容を先にメモや文章にしておき、当日はそれを読み上げるつもりで伝える
  • 上司の機嫌が悪そうな日を避けて、落ち着いたタイミングを選ぶ
  • 直接言うのが難しい場合は、退職の意思をまず短いメールやメッセージで伝えてから、口頭で補足する
  • どうしても難しい場合は、退職代行など第三者の力を借りる選択肢もあると知っておく

「言い出せない自分はダメだ」と思う必要はありません。

むしろ、相手の反応を先まで読んでしまうからこそ、言葉にするまでに時間がかかる——それもHSPらしい繊細さのひとつです。

あかり

「辞めます」の一言が、こんなに重いなんて思わなかった。言った後の空気を想像するだけで、何日も言えなかった。

ゆうき

先に言葉を用意しておくだけで、当日のハードルはかなり下がりますよ。一人で抱え込まずに、信頼できる人に相談しながら進めてくださいね。

辞めどきを見極めるためにできること

「じゃあ、どうやって辞めどきを見極めればいいの?」というところも、体験談から見えてきました。ここでは、HSPが辞めどきを見極めるために実践できる4つのステップを、体験談をもとに紹介します。

全部やらなくて大丈夫です。自分に合いそうなものをひとつ選んでみてください。

ステップ1:体調の変化を記録する

睡眠、食欲、涙が出るタイミングなど、身体のサインをメモしておく。「気のせい」で片付けず、事実として残しておくことが大事です。

日記でもメモ帳のアプリでもかまいません。「今日は眠れなかった」「涙が出た」と一言書くだけでも、後から振り返ったときに「ここから悪化していた」というラインが見えてきます。

ステップ2:信頼できる人に話してみる

たつのさんやかぷちーのさんのように、まず誰かに話してみる。それだけで状況が客観的に見えてくることがあります。

一人で抱え込んでいると、「これくらい普通かも」と自分の感覚がわからなくなってしまいます。誰かに話すことで、「それはしんどいよ」と言ってもらえるだけでも、状況を見直すきっかけになります。

周りに相談できる人がいない場合は、国家資格を持った心理カウンセラーさんを頼るのも選択肢の一つです。

ステップ3:離れる判断に自分で許可を出す

かぷちーのさんが気づいたように、「無理に合わない仕事を続けることだけが正解ではない」。この考え方を、自分にも許してあげてください。

「辞める=失敗」ではなく、「自分に合わない環境から離れる=ひとつの選択」と捉え直すだけで、少し気持ちが軽くなることがあります。

ステップ4:辞めたあとの回復の工夫を持っておく

メンタルクリニックやカウンセリング、外に出る時間をつくることなど、辞めたあとの自分をケアする方法を、あらかじめひとつ決めておくと安心です。

ねこさんのように、退職後にメンタルクリニックへの通院やカウンセリングを利用する人もいれば、家族や友人と過ごす時間を増やして気分を切り替える人もいます。「辞めたら終わり」ではなく、「辞めたあとの自分をどう回復させるか」まで含めて考えておくと、辞める決断そのものも少し軽くなります。

ゆうき

全部を今すぐやらなくても大丈夫です。「これはできそう」がひとつあれば、それが辞めどきを見極める最初の一歩になります。

私が初めてメンタルクリニックに受診した体験談です。

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先輩HSPさんたちからのメッセージ

最後に、アンケートで寄せられた「HSPさんへ伝えたいこと」の中から、辞めどきについて考えるヒントになる声を紹介します。転職や休職を繰り返してきたHSPだからこそ言える言葉には、これから辞めどきを迎えるかもしれない人の背中を押してくれるメッセージを紹介させてください。

前回アンケートに回答してくれた方の声です。

女性の回答者

「自分自身の感覚に真っ直ぐ向き合ってみてください。必ず、自分に合っていると思える環境を自分の手で作ることができます。」ひまりさん(20代後半・女性)(113名のアンケート結果より)

女性の回答者

「前向きに努力することは大切だが、辛い時、環境によっては乗り越えなくてもよい場合もあると思う。メンタルを壊すと回復までに時間がかかってしまうので。」Alonaさん(40代以上・女性)(113名のアンケート結果より)

「乗り越えなくてもよい場合もある」というAlonaさんの言葉は、辞めどきを考えている人にとって、大きな許可になるのではないでしょうか。

もう一つ、こんな声もありました。

前回アンケートに回答してくれた方の声です。

女性の回答者

「生きていくためには、凄く嫌でも働かないといけないのが現実で、私もその事実に無理やり向き合うしかなく、生きる意味を見失う毎日を送っていました。でも、今は少しでも興味がある職につき、在宅でも社会と繋がれています。向かない仕事が沢山あっても、世の中には自分が少しでも興味があったり向いている仕事が、少なくても必ずあるはずです。」らっこさん(20代前半・女性)(113名のアンケート結果より)

「向かない仕事が沢山あっても、少しでも向いている仕事が必ずある」というらっこさんの言葉も、何度も転職してきた人の背中を押してくれる言葉だと思います。

まとめ:辞めどきに気づけるのは、繊細さゆえの感覚

今回のアンケートでは、転職2回以上の人が78%、休職経験がある人が63%という結果でした。HSPが辞めどきに気づき、転職や休職という形で環境を変えてきた背景を、ここまで見てきました。最後に、今回の内容を振り返りながら、辞めどきについて改めてまとめていきます。

  • 体調・睡眠の異変
  • 「頑張れば何とかなる」が通用しなくなる感覚
  • 相談・記録しても状況が変わらないという気づき
  • 「この先も同じことが続く」という未来の見え方

こうしたサインが重なったとき、多くのHSPさんが「辞めどき」を感じ、実際に環境を変える選択をしてきました。

転職や休職を繰り返すのは、弱さでも甘えでもなく、自分に合う場所を見極めようとしている証拠です。ピオさんの言葉を借りるなら、「乗り越える」のではなく「乗り換える」——それも立派な生き方のひとつです。

辞めどきに気づけるということは、自分の状態をちゃんと感じ取れているということ。それは、繊細さの良いところでもあります。正直、自分を責めていた時間があったなら、それはもう十分頑張ってきた証拠です。

もし今、「また辞めたくなってる」「辞めどきがわからない」と感じているなら、体験談の中の誰かの言葉が、少しヒントになればうれしいです。すぐに答えが出なくても大丈夫です。体調のメモをつけてみる、誰かに話してみる——そんな小さな一歩から、自分にとっての「辞めどき」が、少しずつ見えてくるはずです。

あかり

辞めどきに気づけるのって、自分をちゃんと感じ取れてるからなんだよね。それは弱さじゃなくて、繊細さの良いところなんだと思う。

ゆうき

これまで転職や休職を経験してきた人も、これから辞めどきを見極めようとしている人も、どちらも自分を大事にしようとしているんです。それを忘れないでくださいね。

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この記事を書いた人

あかりのアバター あかり HSPライター 

名前:あかり
年齢:34歳
職業:飲食業/HSPライター

親しい人には「気が強くて毒舌だよね」と言われることが多いけど、親しい人限定です。緊張しいで、人見知り。人間関係が原因で過去に2回転職を経験しました。アルバイト生活で節約しながら自分のペースで働いています。

好きなこと
* カフェ巡り
* 体を動かすこと
* アイドルの推し活

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