このページは、当サイト「となりの繊細さんラボ」が実施したHSP・繊細さんへの独自アンケートの結果を、1ページにまとめたデータレポートです。「HSPの転職回数って多いの?」「みんな何が理由で辞めてるの?」——そんな疑問に、当事者のリアルな数字で答えます。
調査概要
- 調査対象:HSP(繊細さん)を自認する方
- 調査方法:当サイトで募集したインターネットアンケート
- 調査時期:2026年6月4日〜6月20日
- 回答件数:延べ113件(重複回答を含む)
- 集計対象:重複を除く96名(設問により有効回答95名)
※割合は小数点以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。各表に集計対象数(n)を記載しています。
回答者プロフィール
回答者の83%が女性、年代は20代から40代以上まで幅広く分布しています。
性別
年齢層
HSPの転職回数|2回以上が78%
回答者95名
| 転職回数 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 4回以上 | 36名 | 38% |
| 2回 | 22名 | 23% |
| 3回 | 16名 | 17% |
| 1回 | 14名 | 15% |
| 0回 | 7名 | 7% |
(n=95)転職2回以上が合計78%(74名)。転職を経験していない人はわずか7%で、「同じ会社に勤め続けている人の方が少数派」という結果になりました。さらに、転職4回以上の36名のうち15名(42%)は40代以上でした。
▶ 詳しい分析:HSP113名に聞いた|辞めどきの見極め方と転職回数・休職経験のリアル
HSPの休職経験|63%が「あり」
休職経験を聞いたところ、60名(63%)が「あり」と回答しました(n=95)。転職と同じく、休職もHSPにとって「特別なこと」ではないことがわかります。
▶ 休職した理由の詳細:HSPが休職した理由ランキング|当事者のリアルな声と休職前に出ていたSOSサイン
HSPの退職理由ランキング|1位は「人間関係」79%
退職・転職のきっかけになった理由を複数回答で聞きました(n=95)。
※複数回答あり(回答者95名)
| 理由 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 人間関係 | 75件 | 79% |
| 職場の雰囲気 | 64件 | 67% |
| 体調不良 | 44件 | 46% |
| ハラスメント | 38件 | 40% |
| 業務量が多い | 36件 | 38% |
| 長時間労働 | 29件 | 31% |
| 給与 | 18件 | 19% |
※上記のほか、自由記述の回答(結婚、ワンオペ労働など)が5件ありました。
注目すべきは、「給与」が最下位(19%)だったことです。HSPの退職理由の中心は、待遇ではなく「人」と「空気」にありました。
▶ 詳しい分析:HSPが仕事でしんどいのはなぜ?職場の人間関係に悩む113名の体験談と対処法
HSPに向いていた仕事・向いていなかった仕事
「向いていなかった仕事」「向いていた仕事」は自由記述で回答してもらい、カテゴリ別に集計しました(各78名が回答・分類は編集部による)。
向いていなかった仕事ランキング
| 順位 | カテゴリ | 人数 |
|---|---|---|
| 1位 | 接客・販売・飲食 | 22名 |
| 2位 | 営業職 | 14名 |
| 3位 | 事務職(電話・窓口・マルチタスク系) | 12名 |
| 4位 | 介護・医療・福祉 | 6名 |
| 4位 | 工場・ライン・単純作業 | 6名 |
| 6位 | コールセンター・電話対応 | 5名 |
| 7位 | 保育・教育 | 3名 |
※このほか「その他」7名、「わからない・該当なし」3名。
向いていた仕事ランキング
| 順位 | カテゴリ | 人数 |
|---|---|---|
| 1位 | 事務・データ入力・校正・チェック系 | 26名 |
| 2位 | 軽作業・倉庫・工場(ルーティン系) | 12名 |
| 3位 | 医療・福祉・保育・教育 | 9名 |
| 4位 | 接客・サービス(特定の条件下) | 7名 |
| 5位 | IT・デザイン・クリエイティブ | 5名 |
| 6位 | 人と関わらない・1人でできる仕事 | 4名 |
| 7位 | 在宅・リモート(働き方) | 3名 |
| 7位 | コールセンター | 3名 |
※このほか「特になし・わからない」7名、「その他」2名。
興味深いのは、「事務職」「接客業」、さらに「コールセンター」までが両方のランキングに登場することです。同じ職種でも、環境次第で天国にも地獄にもなる——「職種」より「環境の条件」で仕事を選ぶことの大切さを示すデータです。
▶ 詳しい分析:HSPに向いていた仕事・向いていなかった仕事【アンケート113名のリアルな声】
HSPの現在の働き方
| 働き方 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 正社員 | 30名 | 32% |
| パート・アルバイト | 22名 | 23% |
| フリーランス | 19名 | 20% |
| 無職(求職中含む) | 11名 | 12% |
| 派遣社員 | 5名 | 5% |
| 契約社員 | 4名 | 4% |
| 専業主婦 | 2名 | 2% |
| 自営業 | 1名 | 1% |
| その他 | 1名 | 1% |
(n=95)正社員は約3割にとどまる一方、パート・フリーランス・派遣など正社員以外の形で働く人が54名。全体の約9割が、転職や休職を経て、自分に合う形で働き続けています。
▶ 乗り越え方の詳細:【HSP113名に聞いた】しんどい仕事どうやって乗り越えたんですか?
データから見えてきた3つのこと
HSPの負荷の中心は「人」と「空気」
退職理由の上位2つは人間関係(79%)と職場の雰囲気(67%)給与や業務内容は主因ではなかった
転職・休職は「よくあること」
転職2回以上78%、休職経験63%。環境を変えることは、HSPにとって現実的な対処戦略になっている
「職種」より「環境条件」
同じ職種が「向いていた」「向いていなかった」の両方に登場。1人で集中できるか、感情の激しい人がいないかが分れ目なのかもしれない。
この調査から生まれた記事
- 辞めどきの見極め方と転職回数・休職経験のリアル
- しんどい仕事どうやって乗り越えたんですか?
- 向いていた仕事・向いていなかった仕事
- 職場の人間関係に悩む113名の体験談と対処法
- HSPが休職した理由ランキング
- 退職した理由ランキング(35名調査・2026年6月)
まとめ:HSPの転職回数・休職経験・退職理由のリアルはこれだ
アンケートの声から見えてきたのは、「HSPは働けない」ではなく、「HSPは合う環境を見つけるまで、人より少し試行回数が必要なだけ」という現実でした。
このデータが、同じように悩む誰かの安心材料になればうれしいです。




