何もしたくない日って、ありませんか。
やらなきゃいけないことはあるのに、体も気持ちも動かない。気づけばベッドで1日が終わってしまう。
「こんな自分じゃダメだ」と思ってしまうこともあるかもしれません。
でも、それは甘えではありません。心が疲れているときに起こる、ごく自然な反応です。
YODAKAこの記事では、1年間引きこもっていた私の体験をもとに、心が出しているSOSサインと、繊細(HSP)さんが少しラクになる過ごし方・効果のあった回復方法をお伝えします!
「体がだるい」朝から動けないほどつらい日は、無理に頑張る必要はありません。
何もしたくない日は甘えじゃない「心が疲れている時のサイン」
まず一番に伝えたいのは「何もしたくない」と感じる日は、甘えじゃないということです。
やらなきゃいけないことはあるのに、体も気持ちも動かない。気づけばベッドで1日を過ごしている。それは、心が出している大切なSOSのサインです。
ここでは、1年間引きこもっていた私自身の体験をもとに、心が疲れているときのサインを紹介します。
大きく分けると主に2つです。
- 身だしなみを気にしなくなる
- 何もできない日が増えている
といった事でした。では詳しくみていきましょう!
身だしなみを気にしなくなる
心が疲れているとき、私はこんな状態になっていました
- お風呂に入れない日が3日以上続く
- 身だしなみが適当になってきた
- 休日はベッドから動けない
- ゴミ出しができない
- 夜、眠れない日が続いている
- 食欲はあるけど食べたいものが分からない
汚い話ですが私自身、最長で1週間お風呂に入れなかったことがあります。会社員時代、さぞかし「臭わない!?」と思われていたでしょう(笑)今思うと、余裕がなかったんだと思います。
入社当時は頑張って身だしなみを整えていた方なんですが….すっぴんで出勤です。メイクする気力がなく、せめての日焼け止めだけ。
心が疲れているサインとして、特に分かりやすいのが「身だしなみを気にするか」です。お風呂に入るのがとにかく億劫。身体をきれいにしたいけど、動けない。
これは弱さとか、めんどくさがりやな性格ではなく
あなたが「限界まで頑張ってきた証拠」なんです。
簡単にチェックできるHSP診断もあるので、気になる方はこちらからどうぞ。
→ 繊細さん診断はこちら
何もできない日が続く
何もしたくないのは、だらけているからじゃありません。
私の場合は、何もできない日が最初は週に1回だったのに、1ヶ月、2ヶ月とどんどん増えていきました。休んでも休んでも、やる気は出てこないし、身体もしんどい。何でだろう?と夜中まで調べては、落ち込んで…
ずっと無理をして頑張り続けた反動で、休養や業務変更が必要な状態になる事があります。
つまり、身体が「もう休んで」とブレーキをかけている、自然な反応です。だからまずは、「何もできない自分」を責めなくて大丈夫です。世界保健機関(WHO)の資料でも、心身の不調や疲労によって働き方への配慮が必要になるケースが示されています。
無理に動こうとすると、さらに消耗してしまうこともあります。
頭が臭くても、部屋がゴミだらけでも、家事ができなくても、何もしない方が逆にいい場合があります。
つまり、あなたは何も悪くないんです。
【繊細(HSP)さん】何もしたくない日の過ごし方と私に効果があった回復法
そんな、落ちぶれた生活から何とか復活できた私が、実際に気分を回復するためにやって良かったことをご紹介します!私は現在めちゃくちゃ元気に過ごしています。詳しいプロフィールはこちらです。
まとめると、以下の通りです。
- 何もしないことを許す
- スマホで好きなように過ごす
- 外に出れたらラッキー
といった感じで、回復のためにハードルを下げていました。
ステップ1:何もしないことを許してみよう
何もしないことを、自分に許してあげることから始めましょう。はじめは「こんなに休んでいいのかな」と思うかもしれませんが、今のあなたには、その時間が必要です。
それでも心がそわそわして落ち着かない時は、声にしてみるのもいいと思います。
「今日は何もしない!」と声に出して自分に宣言してみてください。
何もしない宣言をすることで、私は心の中の焦燥感が消えました。
ベッドの中で寝たままでも良いし、ボーッとしてるだけでもOK。
やらないといけない仕事や家事も、今すぐでなければ後回しにしちゃいましょう。
ステップ2:スマホだけの日でもOK
1日中スマホを見て終わる日があっても大丈夫。
何もできなかった、ではなく「今日は休めた」と考えてみてください。
私が休職中にやっていたのは、YouTubeで好きな芸人さん、ドラマや映画を気が済むまで見ること。
個人的に面白かったなと思った作品は
どの作品ものんびりとしたテーマで、頭を使う系よりか心がほのぼのしました。
逆に、意識が高すぎる動画や「今すぐ行動しよう!」みたいな内容は、しんどくて見られませんでした。ミステリー系も、見たあとは暗い気分になります。何も考えずに観られる動画や、動物の映像をぼーっと流している時間が、当時の自分にはちょうど良かったです。
よくスマホなんてダメだ!SNSなんて見るな!という声もあるかと思いますが、時計ばかり見る方が疲れるような気がします。しんどい時こそ、自分を縛らなくても良いんじゃないかと思ってます。時間はたっぷりあるから好きなものを見て、のんびり過ごしましょう。
何も考えずに見れる映画はこちらの記事で詳しく紹介しています。


活字がしんどいときに読みたい絵本はこちらで紹介しています。


ステップ3:外に出れたらラッキー
もし外に出られたら、それはかなりすごいことです。でも、出られなくても問題ありません。できたことだけに目を向けてあげてください。散歩もできるならやっても良いと思いますが、無理なら行かなくても大丈夫。
もし、家族や恋人に「寝てばかり!」「そろそろ出たら?」と言われても、スルーです。
私自身、周りに理解を求めて逆に傷ついたことがあります。傷ついたことや苦労したこと、どれだけ伝えても私たちは同じ人間ではないし、同じ気持ちにはなれない。
求めていないアドバイスや助言で、自分の本音に気づけないことがある。
だからこそ、まずは自分のペースを守ることを優先してください。
「今日は外に出れた!ラッキー」という感じで、毎日じゃなくても全然OK
何もできない時期に、少しずつ私を助けてくれたもの
ここからは、まだ何もできなかった頃に、少しずつ私を助けてくれたものを紹介します。「やって良かった」と感じたことですが、どれから始めても良いですし、全部を同じように真似しなくても大丈夫。気になったものから見ていってください。
観葉植物を育て始めたら、少し気持ちがラクになった
個人的に休職中、かなり救われたのが観葉植物の存在です。
水をあげる。
葉っぱを見る。
少し成長している。
それだけなのに、癒されるんです。
そもそも観葉植物って、「頑張れ!」って言ってこないんですよ。ポツンとそこにいるだけ。
ただ静かに癒しをくれる存在。たまに葉っぱを拭いてやると、緑がさらにキラキラする。可愛いじゃないか…
人間関係に疲れていた私にとって、その距離感がすごく心地よかった。新芽が出るたびに、「今日も生きてるな」と少しホッとする。手をかけた分だけ、お花を咲かせてくれる。
春になって植物が成長し始めた時、自分も少しだけ前に進めた気がします。
何か癒しが欲しいひとは、観葉植物で癒し空間を作ってみるのはどうでしょう?
私は自己肯定感ゼロだったけど「お世話係」という役割があることで自信が少しずつ取り戻せました。あなたがもし自信を無くしてしまったなら、お部屋に観葉植物を置くのも一つの選択肢としておすすめです。
カラスに癒された
人混みは苦手だったけど、動物は癒される。
ある日、カラスがゴミを漁って悪さしているのを見て、なぜか笑ってしまったことがあります。
「あの子たちも生きるのに必死だなー」
「ぴょんぴょん歩いてるの可愛い」
「カワカワって鳴く子もいるんだ」
家の中にいるとずっと苦しかったのに、「なんか面白いな」って思えた。今思えば、私にはああいう小さな感情が回復の始まりだったのかもしれません。
それまで無感情でボーっとしてたけど、カラスを見て笑えた。
「まだ自分、ちゃんと感情あるんだな」
そう思えた瞬間でもあります。
無理に元気になる必要はなくて、
「ちょっと笑えた、面白い」
それだけでも私の回復に十分だったんだと思います。
もし外に行く気力が湧いたら、カラスや鳩など身近にいる動物を観察してみて欲しいです。彼らのおかしな行動にクスッと笑えます。
深夜ラジオが孤独感を和らげてくれた
夜眠れない日は、深夜ラジオをよく聴いていました。
静かな声で誰かが話しているだけで、「世界に自分ひとりじゃない」と思えたんです。
誰とも会いたくない。
でも、完全な孤独もしんどい。
深夜ラジオは、そのちょうど真ん中にいてくれる感じがする。
「読まれたらいいな」と思ってテーマメールを送ったらなぜか採用されたことがあります。ラジオパーソナリティと話しているような感覚で、楽しい。
頭の中で「こうかな?」と想像を膨らませて、気がつけば寝落ちした日もあります。
個人的におすすめなパーソナリティは佐久間 宣行さんのオールナイトニッポン0です。夜中3時スタートと、休職民のゴールデンタイムにやっています。
その他にも芸人さんや俳優、声優さん。深夜ではたくさんの方が生配信で喋っています。
誰かの声を聞きながら眠るだけでも、孤独感は少し軽くなると思います。
カウンセリングで気持ちを整理できた
私の場合休職中、カウンセリングも受けました。
最初は、「話すだけで意味あるのかな」と思っていたんです。でも実際に話してみると、自分の頭の中が少し整理されていく感覚がありました。
「本当は何がつらかったのか」
「どうしてこんなに苦しいのか」
心理士さんに話しながら、自分でも少しずつ理解していった感じです。
“解決”というより、「安心して話せる場所」があるだけで違いました。
色んな働き方があると知ってラクになった
休職中は、「もう普通に働けないかもしれない」とずっと不安でした。
でも、調べていくうちに、
- 在宅ワーク
- フリーランス
- 副業
- 人とあまり関わらない仕事
- 短時間勤務
など、色んな働き方があると知ったんです。
「会社員しかない」と思い込んでいた私にとって、それはかなり救いでした。
今すぐ働けなくてもいい。自分に合う働き方を探してもいい。
そう思えた時、少しだけ肩の力が抜けた気がします。
繊細(HSP)さんが回復途中にやってはいけないNG行動
自分を責める
「なんでこんなにダメなんだろう」と責めるほど、回復は遠のきます。
自分の中で原因を探したり、仕事のダメ出しを間に受けるのはやめましょう。
私自身も自分をひたすら責めて、何かの病気なんじゃないか?とか「あの時なんでこんなこと言ったんだろう」と夜中まで悩んでいました。
「こんな自分でごめんなさい」という謎の反省文を手紙にしたことありましたが、今思うと謎の行動です。高圧的な上司に渡す直前で、ハッとしてすぐさま破り捨てました(笑)
追い込まれると自分を責めてしまいがちなので、冷静になって、深呼吸。
鼻からゆっくり吸って、口から長く吐く。
これを3回繰り返してみてください。
スーーー、ハーーーーーー
スーーー、ハーーーーーー
スーーー、ハーーーーーー
どうでしょうか。
さっきより、少し落ち着いていませんか?
無理に頑張る
動けないときに無理して動こうとすると、さらにしんどくなります。
無理に頑張っても成果は伸びません。
仕事にしろ、学業にしろ
「努力すればなんとかなる!」訳じゃないです。
仕事を増やしたり、資格勉強をやろうとして
現状に満足してないから、「今」を抜け出したい気持ちがよく分かります。
今はあなたの思い描いている世界じゃないかもしれないけど、立ち止まって、じっくりと自分と向き合う時間も必要なんじゃないでしょうか。
じっくりと計画を立てて動き出すのも全然遅くないです。
他人と比べる
私もよく他人と比べて落ち込んでいました。けど、比べても良いことってあんまり無いんですよね。
そんなときは、ノートに殴り書きでいいので汚い気持ちを書いてみてください。きれいにまとめなくていいので、思っていることをそのまま。あなたの本音を、ひたすら書いて、書いて、書きまくる。
それだけでも、少し気持ちが軽くなります。
SNSや周りの人と比べると、余計に苦しくなってしまうので
「今、私は充電中なんだ」と割り切ることも大切です。あなたのペースで、ゆっくり考えればいい
休職中にやらなくて良かったこと
逆に、無理してやらなくて良かったこともあります。個人的に休職中にやらなくていいことを紹介します。
SNSを見ること
周りと比較して落ち込みやすい自分はSNSを遮断していました。結婚、子供など人の幸せを見ると羨ましい反面、素直に祝えない自分がしんどい。休職中はミュートして見ないようにして、趣味だけのアカウントを作っていました。
そうすれば、比較せずに済むので気はラクだったのを覚えています。
無理な自己啓発
「すぐ前向きにならなきゃ」と思うほど苦しくなる。自分に足りないものを埋めようとして返って落ち込む。
そんな自分が意識していたのは、自己啓発系のYouTubeや本は見ないようにしたことです。もう、頑張ってきたんだから、これ以上何を頑張るんだ!?と思って、見ないように意識。
焦って転職活動しなかった
私の場合は、焦って転職活動をして不採用だったとき、自信を一気に失いました。条件面を妥協して好きでもない仕事に就こうとしたこともあります。この過去の経験から、すぐに転職活動はしなかったです。
「自分とじっくり向き合おう!」そういう時間は、大事です。
1年間の休職期間が過ぎて、転職活動をした体験談はこちら


少し元気が出てきたら…忘れないでほしいコト
「何か始めてみようかな」という気分になったら、忘れないでいてほしいことをお伝えします。これは私も新しい事業を始めるときに大切にしていることです。
小さいことから
少し動けそうなときは、本当に小さなことからで大丈夫です。
たとえば、お茶を飲む。顔を洗う。カーテンを開ける。
それだけでも、十分すぎる一歩です。
家事にしろ、仕事にしろ、転職にしろ、小さく始めることを意識してみてください。いきなり高い目標を掲げる必要は全くないです。小さなことでコツコツと、自分のできることを増やしていくと私は自己肯定感がバク上がりました。
小さく始めて、少しずつ量を増やす。階段をのぼるように、少しずつでも大丈夫。
前に進んでいる形を残す
私の好きな本に『エッセンシャル思考』というものがあります。そこには「人は前に進んでいる感覚があると、モチベーションが上がる」と書かれていました。
たとえば、たい焼き屋さんのポイントカード。
5個貯まると1個無料!残り1個のスタンプだったら「また行ってみよう」と思いませんか?
ポイントカードと同じで、どんなに小さくても「できた」を積み重ねていくことが大切です。
- 体調回復
- 生活リズムを整える
- コンビニで期間限定アイスを買ってみる
- 10分だけ考える時間を作る(仕事/転職)
- 髪の毛を切りにいく
- 歯医者へ行く
- 着てみたい服を買いに行く
- 友達に会う
といった感じで、私の場合はホワイトボードに書いて達成できたらチェックしてました。日記や、スマホのメモ帳で「今日できたリスト」を作ると◎
できない日があっても少しずつ前に進んでいる姿を目に残していきます。すると、自然とやる気が湧いてきて「またちょっと頑張ってみるか」と思えるようになれます。
まとめ:今は充電する期間が必要なとき
HSPさんは適度に充電する期間が必要です。まずは、何もしない自分を認めてあげることから始めてみてください。無理に動くと、反動で疲れてしまうかも。
何もしないことが結局、早いです。しんどい気持ちが自然と回復していきます。
今日はそれでいい。
ゆっくり寝て、明日もまた寝て過ごす。何もできなくても、大丈夫。
今日はそれでいいんですよ。
休職ぜんたいの流れ(4つのステップ)を整理したくなったら、休職中の過ごし方ガイドも見てみてください。
次のステップとして「生活リズム」を整える方法、実体験をもとに解説しました


休職中にやって後悔したことも、正直にまとめています


相談先の例:厚生労働省「こころの耳」(働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト)









