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仕事がしんどい繊細(HSP)さんへ|職場で壊れかけた私が抜け出すまでのリアルな体験談

「もう無理かもしれない」

そう思いながら、それでも仕事に行っていた時期があります。

人間関係もしんどいし、仕事もきつい。

でも「自分が我慢すればいい」と思って、5年働き続けていました。

これは、繊細(HSP )な私が職場で限界を迎えて、抜け出すまでの体験談です。回復までにやったこともご紹介しています。「職場がしんどい」「もう限界かもしれない」そう感じている全てのHSPの方へ。

新卒9ヶ月で辞めた話はこちらの記事で詳しく書いています。今回の記事は、5年勤めた会社でメンタル不調にまで限界になってしまった体験談となります。

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目次

HSP の私が職場で限界になった理由

私が働いていたのは、40人規模の中小企業。  

家族経営で、考え方はかなり昭和寄り。

例えば

  • 自分の飲むコーヒーを女性に用意させる
  • FAX中心の超アナログ業務
  • 飲み会はほぼ強制参加

といった、当時20代の自分には衝撃的な社風がありました。

社員の年齢層は40〜50代が中心で20代はほぼいない環境、同世代はほとんどおらず価値観の違いを感じる場面も多かったです。

常に気を使いすぎて疲れ切っていた

産休・育休に入る人が続き、  気づけば私は3人分の仕事を抱えていました。

中小企業なので人員に余裕はなく、  誰かが休めばその分の仕事はそのまま自分に返ってくる。

「なんでこんなにしんどいんだろう」と思いながらも、  とにかく回さないといけない毎日。勇気を出して上司に相談しましたが、その後も人員を増やすこともなく….。

周りにSOSを出せない自分の性格を悔やみました。きっと、無意識に気を使いすぎていたんだと思います。

「自分でなんとかしよう!」

「まだまだ大丈夫!」

嫌な顔をすれば、職場内の関係が壊れてしまうから

自分にそう言い聞かせて、ひたすら働きました。

人間関係のストレスが強すぎた

内勤だったので、  苦手な人とも同じ空間で過ごし続けないといけない。

女同士の同調圧力や、  グループ意識の強さもあって、「ここにいるだけで疲れる」そんな感覚がずっとありました。

例えば、上司の愚痴や噂話を平気で喋る人がいるんです。

自分はどうでも良いやと思っていても、同じ空間にいるから丸聞こえ。

しまいには「あなたはどう思う?」と、意見を求められる始末。

仕事に集中したいのに、できない!

飲み会で話すならまだしも、仕事中に他人の悪口で盛り上がる雰囲気がしんどい。

逃げ場がなく心がすり減っていった

私はどちらかと言うと、静かに目の前の仕事をこなすタイプです。

コミュニケーションは必要な時だけ、仲良しなフリをするのも面倒ですし、職場内で友達を作る気も一切ありません。

ただ仕事をこなし、どこにも属さずに、たまに飲み会に現れる。

「暗い」「大人しい」「面白くない」

こんな私でも、仕事さえ真面目にやればいつかは報われるだろうって。

そんな「真面目な社員」でさえ

ありもしない、変な噂を流すモンスターがいるんです。

どこの会社にでもいる「嫌な人」に、私は限界を感じました。

さらに、  

産休に入った先輩の方との関係、いろんなことが積み重なって、

「もう会社に行けない」

と、心が静かに壊れていくのを感じて

耐えて、耐えて

入社5年目になる日、自宅から出れなくなりました。

仕事が限界になる前に出ていたサイン

今思うと、心がもう限界だと感じていたサインがあります。私はそれを見逃してしまい、身体が動けなくなるまでいってしまいました。なので、HSPの方は特に、自分のために早めに気づいて欲しいなと思います。ここでは私が見逃してしまっていた、限界になる前に出ていたサインをご紹介します。

朝起きるのがつらかった

最初は「ちょっとしんどいな」くらいでした。
でも、だんだん目覚ましが鳴るだけで気分が沈むようになっていきます。

体は動くはずなのに、起き上がれない。「行かなきゃ」と思うほど、体が重くなる。

ギリギリまで寝ていたい。いつの間にか朝日が大嫌いになっていった。気合いの問題だと思って無理に起きていたけど、今思えば、あれは心が出していた最初のサインだったんだと思います。

「朝起きるのがつらい….」実際に効果があった今すぐできる対策はこちらで詳しくまとめています。

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職場に向かうだけで動悸や不安が出る

家を出る前から、なんとなく落ち着かない。
電車に乗る頃には、心臓がドキドキしてきていました。

「今日は何か言われるかもしれない」
「また気を使いすぎて疲れるかも」

そんなことを考えているうちに、不安がどんどん大きくなる。ただ通勤しているだけなのに、すでに消耗している感覚がありました。目に光がない、そんな表情をした自分が窓に写っている。

笑顔で会話をする親子が自分にとって、眩しくて、眩しくて。

「なんであんなに楽しそうなんだろう?」「自分にも楽しい日があったのかな?」

通勤中は、俯いてばかりいたのをよく覚えています。

通勤中に涙が止まらない場合は、心の限界サインかもしれません。専門機関に頼る選択肢もあります。

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涙が出る・何もしたくなくなる

あるときから、理由もなく涙が出るようになりました。仕事中や帰り道、ふとした瞬間にこぼれてしまう。

家に帰っても、何もする気が起きない。
好きだったことにも手が伸びなくなっていました。

「ちょっと疲れてるだけ」と思いたかったけど、実際は、心が限界に近づいていたんだと思います。

家族や恋人に対しても強く当たってしまい、自分が嫌いになる。大したことない言葉で、涙が出てくる。情緒が不安定になる日が続くなら、要注意です。

私は、パワハラや嫌がらせで「どうすれば良いのかわからない」と感じていた時期がありました。もし今、同じように悩んでいる方は具体的な対処法を知っておくだけで今の現状を変えることができます。

こちらの記事もよければ参考にしてみてください。

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限界を感じたときに試してほしい心を守る対処法

私が思うに、繊細(HSP )さんは限界を感じるまで頑張る、真面目な方が多いのではないでしょうか。人よりも感覚のセンサーが働くが故に、人がやろうとしない仕事までも引き受ける。かつての私もそうでした。

そんな繊細(HSP )さんがもし、今、限界を感じているならばこれを試して欲しいなと思います。

自分の心を守るための対処法です。

人は人、私は私のラインを引く

当時の私は、周りの感情や空気に強く引っ張られていました。
誰かが不機嫌だと「自分のせいかも」と思ったり、頼まれたことを断れずに抱え込んでしまったり。

でも、今だから気づいたんです。

「それはその人の問題であって、全部を背負う必要はない」ということに。

人にはそれぞれの考え方や感情があって、それをどうするかは本来、その人の責任です。

だからこそ、
「人は人、私は私」と線を引くことが大切だと思うようになりました。

最初はすごく怖いと思います。
冷たい人だと思われるんじゃないか、嫌われるんじゃないかって。

でも、少しずつでいいから、
「できないことはできない」と伝えたり、
無理に相手の機嫌を取ろうとするのをやめてみてください。

すると、不思議と心の負担が軽くなっていくはずです。

全部を受け止めなくてもいい。
全部に応えなくてもいい。

自分の心を守るために、境界線を引くことは、わがままではなく必要なことだと思います。

好きなものを思い出してみて

心が限界に近づいていたとき、
「何が好きだったか」すら分からなくなっていました。

以前は楽しかったことも、全部遠く感じて、
何をしても気持ちが動かない。

でも、回復していく中で、少しずつ「好きだったもの」を思い出すことから始めました。

音楽を聴くこと、ゆっくりお茶を飲むこと、
きれいな景色を見ること。

ほんの小さなことでいいんです。

最初は楽しめなくても、「嫌じゃないかも」くらいで大丈夫。
それを繰り返していくうちに、少しずつ心が戻ってきました。

好きなものは、自分を取り戻すヒントになると思います。

無理に前向きにならなくていいから、まずは「これが好き」と思えるものに、少しだけ触れてみてください。

思いやりがあることはみんな知っている

当時の私は、自分のことをあまり評価できていませんでした。

ちゃんとできていない気がするし、
迷惑をかけているんじゃないかって、不安ばかりで。

でも、後から言われたことがあります。

「ちゃんと周りのこと見てるよね」
「気を配ってくれて助かってたよ」

自分では当たり前にやっていたことでも、
周りはちゃんと見てくれていたんだと、そのとき初めて気づきました。

思いやりって、目立つものじゃないけど、ちゃんと伝わるものなんだと思います。

無理してアピールしなくても、静かに積み重ねてきたものは、ちゃんと誰かが見ている。

だから、もし今
「自分には何もない」と感じていたとしても、そんなことはないと、少しだけ思っていてほしいです。

あなたの思いやりは、ちゃんと価値のあるものだと思います。そして、周りもあなたの優しさをあなた以上に知っています。だから、いつでも人に頼って良いんです。周りがきっと、あなたを助けてくれるはずです。それぐらい、あなたは今まで頑張ってきたのだから、今度は周りに助けてもらいましょう。

退職してから回復するまでにやったこと【体験談】

もうすでに退職した繊細さんに向けて、自分が回復までにやってきたことを紹介します。というのも、私は自分の限界を超えてしまい、メンタル不調になってしまいました。回復するのにかなり時間が掛かり、今でもPTSDに悩んでいます。そんな自分が回復に効果があったものをご紹介します。

とにかく何もしない時間を作った

仕事を辞めたあと、  私は約1年間、いわゆる“無職”の状態。

朝6時に寝て、18時に起床

YouTubeや映画を見て1日を過ごす、ザ引きこもり生活。

何もしたくなくて何もやる気が起きなくて

厳しい現実から逃げたくて、私は外に行くのさえ億劫に感じていました。

外に出るのは病院と買い出しだけ。もう人として終わってるんじゃないかと、自分を責めて。

今思うとこの時間は必要だったし、 メンタルの回復に専念していた期間でもありました。

無理に働こうとせず、  まずは自分の状態を整えることを優先しました。

何もしないって、案外、良いもんです。何も考えなくて済む。とにかく考えないで、寝るだけ。それだけで自然と回復していきました。

具体的な回復方法はこちらで解説しています。

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少しずつ生活リズムを戻した

一度崩れた生活リズムを戻すのは、簡単ではありません。

身体が回復してきたときに生活リズムを整えることからはじめてみました。私がやったことは、「人と会う約束を作る」ことです。散歩だと自分に甘やかして行けない日が続くので、この方法はいろいろ試した中で、一番手っ取り早いと思います。

そして人に迷惑をかけるのが嫌な自分にとって、合理的な方法でもあります。

家族と会うこと、昔の友人に会うこと、趣味のサークルで知らない人と会うことを私はしました。

人と会う約束があることで、自然と身だしなみを整えることができます。そして、日光を浴びるので身体が自然と眠くなるように少しずつ整えてくれる。最初は、ほぼオール状態で待ち合わせ時間に行き、うとうとしながら友達と会話していたのを覚えています。寝坊しないようにって、ついオールしちゃうんですよね。

そんなこんなで、外出するたびに「外に出ると、楽しんだな」と前向きな気持ちになっていきました。

生活リズムは、周りの人の力を借りて半強制的に戻すと効果があります。

自分のペースで社会と関わり直した

少しずつ元気になってから、  自分のことを振り返りました。

  • 本当は何がしたいのか  
  • 何が得意なのか  
  • どんな働き方なら無理しないでいられるのか  

その中で気づいたのは、

「正社員じゃなくても生きていける方法がある」ということでした。

私は、自分のやりたいことはきっと叶わないだろうし

正社員じゃなきゃこの先、生活できないだろうって思ってた、大間違い。

今は、自分のやりたいことをベースに  無理のない働き方をしています。

独身で、子どももいなくて、正社員でもない。

いわゆる“普通”ではないかもしれないけど、

今の方がずっと楽しくて、前向きに生きられています。

HSPの人へ|仕事がつらいと感じたら

もし今、

  • 職場がしんどい  
  • 人間関係に疲れている  
  • なんとなく限界を感じている  

そんな状態なら、

無理に頑張り続けなくても大丈夫です。

一度立ち止まることも、  

ちゃんと“前に進む選択”だと思います。

ここは、「繊細な人が無理せず生きる方法」を考える場所です。

少しでも気持ちが楽になるヒントを、これから発信していきます。

退職後にパワハラでPTSDのような後遺症で悩んだ私が見つけた答えはこちらの記事でまとめています。

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この記事を書いた人

職場の人間関係やパワハラに悩んだことをきっかけに、「隣の繊細さんラボ」を立ち上げました。繊細な気質ゆえに、がんばりすぎてしまったり、人の顔色を気にしてしまったり。同じようにしんどさを感じている方に向けて、体験談や対処法を発信しています。この場所が、少しでも心を休められる“ひとやすみの場”になれば嬉しいです。

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