私が思う買い物は、選ぶときに「どっちにしょうかな?」ワクワクした気分で商品を見る場面をつい想像しちゃいます。実際は、選び疲れて帰るころにはぐったり…なんて事が多いです。
なんなら休日に「ちょっと買い物へ行こう」と出かけたはずなのに、家に帰ると何もする気が起きない。
そんな経験をした方も多いのではないでしょうか。
私は以前、「体力がないから疲れるんだ」と思っていました。でもある日、買い物中の自分を振り返って気づいたんです。疲れていたのは体ではなく、頭の中だってことに。
HSPの私は、お店に入った瞬間から、頭の中で勝手に会議が始まります。
「こっちの方が安いかな?」
「でも品質はあっちの方がいいかも。」
「今買わない方がいい?」
「あとで後悔しないかな?」
そんなやり取りを何往復も繰り返しているうちに、脳はヘトヘト。
この記事では、HSPが買い物で疲れやすい理由と、私自身が試してラクになった工夫をご紹介します!
HSPはなぜ買い物で疲れるの?
HSPの特性がある私は、買い物が苦手です。理由はシンプルで疲れるから。ではなぜ、買い物で疲れやすいのか?一緒に振り返ってみたいと思います。
頭の中で勝手に自分会議が始まる
HSPは慎重に考える人が多く、「選ぶ」という行為にエネルギーを使います。
例えば、歯磨き粉を1つ選ぶだけでも、
- 価格は?
- 成分は?
- 評判は?
- 長く使える?
- もっと良い商品があるかも…
と、頭の中で何人もの自分が話し合いを始めます。一つひとつは小さな判断でも、それが何十回も続けば疲れてしまうのは当然です。これを突然やめろと言われても、そう簡単ではないのが本音。
私の場合は、
Aに決めても、「やっぱBかな」
Bを手に取ると「でも最初の方が良かった?」またAに戻る。
といった、比較まで何でも繰り返しちゃうから「結局どっちにする?」と無限ループ。
そのまま何も買わずに家に帰って「あぁやっぱり買っとくべきだったか」と後悔することが多いです。
「YES」か「NO」の2択しかない
買い物では、「買う?」「買わない?」の2択しかありません。
好きじゃない人から告白された時は「考えさせて」と言えますが、買い物となるとそれが通じません。なぜなら、その“モノ”がないと自分が後で困るからです。保留にしても結局またすぐに、この2択で迷います。
もちろん買い物はその迷う楽しさもありますが、
服、食材、日用品…。
商品を見るたびに脳は、自分会議を開いて「買う」「買わない」の判断を繰り返しています。
この積み重ねが、買い物の疲れにつながっているのかもしれません。
90点以上の商品を探してしまう
私はスーパーの食材1つでも「せっかく買うなら90点の商品が欲しい」と思ってしまいます。70点でも十分なのに、「もっといい商品があるかも。」と比較を続けてしまいます。
自分の気持ちをもっと深掘りすると「買って後悔したくない、失敗したくない」という思いが強いことが、この記事を書いて分かりました。SNSでよく見かけるキャッチコピー「買って後悔しない◯◯アイテム5選!」を見過ぎたせいなのかもしれませんね。とにかく「損をしたくない!」感情が大きいです。
でも、100点を探し続けるほど、選択肢は増え、疲れも大きくなってしまいます。
休職中に節約しながら楽しく自炊するレシピはこちらの記事です。

お店の刺激が多すぎる
買い物中は、選ぶこと以外にも刺激がたくさんあります。
- 大きなBGM
- 明るい照明
- 人混み
- 店員さんの呼び込み
- 冷房や暖房による温度差
HSPはこうした刺激を自然と受け取りやすいため、脳は休む暇がありません。
「何も買っていないのに疲れた…」と感じるのは、決して不思議なことではないのです。HSPさんは刺激を受け取りやすく、慎重に情報を処理する傾向があります。
そのため、人混みだけでなく「外の刺激」「選択すること」がコラボして脳が疲れやすいと言われています。
このままHSPが買い物で無理をするとどうなる?【実体験】
HSPの方が買い物の疲れを我慢し続けると、どんなことが起こるのか。自分の実体験をもとにお話しします。
時間ばかりかかってしまう
一つの商品を決めるまでに何十分もかかる。気づけば店内を何周も歩いていた…。
そんな経験がある人もいるのではないでしょうか。
私は、スーパーで食材の買い出しに毎回1時間以上かかっていました。店員さんに「まだあの人いるよ」と思われていないか気にするほど、ぐるぐる店内を回って「これじゃない」「やっぱりこれ?」「あーでも、こっちの方が」と独り言を呟く。毎週、買い出しでこんな時間をかけて帰宅したときにはぐったり無気力。
それだけ悩んで選んだ食材も、数日後には食べ終わってしまう。
「こんなに時間をかける必要あったかな」そう思った瞬間、今自分がしているのは、ただの「疲労ショッピング」だったと気づきました。
買い物って本来はワクワクしながら選ぶものじゃないの?
それなのに私は、疲れるために買い物へ行っていました。
欲しかった商品が売り切れてしまう
私は、買い物は「欲しい!」と思ったタイミングが一番買い時だと思ってます。
というのも迷っている間に在庫がなくなったり、セールが終わってしまったり。「もっと早く決めればよかった。」と後悔することがありました。こんな性格なので、店員さんが「今セールやっていますよ!」「今だけですよ!」の言葉にどうしても疑ってしまう。辛気臭いぞ、なんて思ってスルーしたら後日には売り切れていた。
そんな出来事があり、痛感しました。
自分が本当に欲しくて、満足できそうなものだったら、本当に今、買うしかない。
逆に、買うのを躊躇うということは、「本当に欲しくない」可能性がある。よく巷で聞くのが迷ったとき「値段が理由なら買う」「安価が理由なら買わない」という格言です。自分の気持ちを素直に受けれてみることが大切。
実店舗へ行くのが億劫になる
買い物をすること自体に疲れると、
「もう全部ネットでいいや。」と感じるようになります。
ネットショッピングは便利ですが、実物を見てからじゃないと購入後「思ってたのと違う」ということもあります。私のケースで言うと靴やバッグです。サイズ感を実店舗で確認しなかったせいで、足に合わない、リュックのサイズが大きすぎた、タグが干渉して肌が荒れた、なんてことも経験しました。
店員さんと喋らなくて済むから、私もネットショッピングが大好き。
全部辞めろ!ということが言いたいのではなくて、
- 実店舗で商品を確認するもの
- ネットショップで買うもの
上手に使い分けるのがベスト
靴はとくに実店舗で試着した方がいいし、トイレットペーパーはネット通販でも満足。
「もう全部ネットで済ませたい」となる前に、やってみてほしい生活の工夫をご紹介します。
HSPの私が買い物で疲れるときにした5つの工夫
① 伊達メガネをかける
これは『繊細さんの本』でも紹介されていた工夫です。
ショッピングモールの照明や並んだ商品に酔ってしまう私は、伊達メガネをかけるようになりました。
光の刺激がやわらぐだけで、不思議と疲れ方が違います。
色付きレンズやブルーライトカットのメガネ、サングラスでも大丈夫です。
フレームがあることで「ここに集中して見る」感覚があります。だから商品に酔うことはぐんと減りました。無意識に選択肢を増やしてしまいがちな人にもおすすめです。
② ノイズキャンセリングイヤホンを使う
店内のBGMや人の話し声が気になる日は、ノイズキャンセリングイヤホンが活躍します。
赤ちゃんの泣き声や、仕事で疲れた人の話に耳を傾けてしまう自分にはなくてなならない道具。音の刺激を少し減らすだけでも、頭がラクになります。
好きな音楽を鳴らすのもいいですね!
私は最近、無音すぎると逆に疲れてしまうのでラジオを聴くのにハマっています。ラジオパーソナリティの声を聞きながら買い物をすると、余計なことを考えなくて済むしラクです。
個人的におすすめはノイキャンが最強のAirPodsですが、価格帯が2〜3万円と高いです。最初から良いのを買うのも良いですが、5,000円〜販売されているAnker製のノイズキャンセリングイヤホンでも機能は十分と思います。
※周囲の音が聞こえにくくなるため、安全には十分注意してください。
③ 食材などはルーレットアプリに任せる
牛乳が2種類。
トマトが3種類。
どっちでも大丈夫なのに、なかなか決められない。
そんな時は、私はルーレットのスマホアプリを使います。

アプリに「こっち!」と決めてもらうだけで、頭の中の会議は強制終了します。
ルーレットを回した瞬間に「やっぱりもう片方がいい」と自分の本音に気づくこともあります。
ルーレット機能があるアプリなら何でもOK。無料で使えるので「ルーレット」で検索してみてください。
ちなみに私は今日の晩御飯を決めるときに「カレー/うどん/ラーメン」の3択ルーレットも作ってます笑
何を食べるか、献立を決めるのがめんどくさいズボラHSPさんにもおすすめです。

④ 高額なものは、迷うなら買わない
反対に、高額な買い物は無理にその場で決めません。
「高価なもの」は人によって価格が違うので、あえて金額は伏せますが私が家電製品を選ぶときに心がけているのが「今日は見るだけ」そう決めて実店舗に行きます。なんなら店員さんにも伝えます。
「今日は買わないんですが、下調べに見に来ました」と接客に来た店員さんに伝える。
一晩寝ても欲しいと思えたら、その時に買えば十分です。
メーカー品やブランド品は、買ってから使わなくなってしまってもフリマサイトで売れます。買った値段よりは安くなってしまいますが、最悪「売ってしまえばいいか」と思えば気持ち的にもラクです。逆に、中古品に抵抗ない人は欲しいものをメルカリで探すのもアリだと思います!
メルカリで売れるコツを紹介した記事はこちらです。よければ参考にしてみてください。

⑤ 「70点でOK」と考える
最近は、「100点じゃなくても、70点なら十分」
と思うようになりました。
完璧を探し続けるより、「これなら満足」と思える商品を選ぶ方が、買い物はずっとラクになります。
買って損したくない気持ちはまだあるけど、失敗しても「次は、この商品を買わないでおこう」と自分への学びになります。だから70点でもOK、その分、時間を節約できた!と思えるようになりました。
まとめ:HSPだが買い物は疲れるけど楽しい
買い物は疲れる。
でも、本当はいろんなものを見るのが好きなんです。
新しいお気に入りを見つけた時のワクワクも好き。
「今日はいい買い物ができた。」そう思える日は、家に帰る足取りまで軽くなります。
HSPだから疲れやすい。だからこそ、自分なりの工夫をしながら、買い物の楽しさまで手放さなくていい。
この記事が、あなたの頭の中の”自分会議”を少しでも静かにするきっかけになれば嬉しいです。
HSP事務職の人におすすめしたいお助けアイテムはこちらの記事で紹介しています。





