「退職したのに、まだ上司の声が頭から離れない」
「人が怖い」
「また同じ目に遭う気がして、転職活動ができない」
もし今あなたがそんな状態なら、それは甘えではありません。
「もう終わったこと」のはずなのに、心だけがずっと取り残されている感覚。
私も、時間が経てば忘れられると思っていました。
でも実際は、退職後もしんどさは続きました。
本記事では、パワハラの後遺症で悩むすべての人に向けて退職後に出たリアルな症状と効果のあった回復方法をお伝えします。
結論から言うと、パワハラの後遺症は厄介です。ですが、「あること」に気づけばラクになります。
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退職すればラクになると思っていた
仕事を辞めれば、解放されると思っていた。
もうパワハラ上司に会わなくて済むし、やりたくない仕事もしなくていいからラクだ。
ゆっくり失業手当を貰いながら転職活動しよう。
でも実際は、そう簡単じゃない。
転職活動は思ったよりも厳しかった。何件も応募して不採用の通知を見るたびに落ち込むし転職する意欲がどんどん削がれていく。志望動機を覚えて、書類を用意するのは1人では大変。
そして、夜にふと思い出す。
「またパワハラにあったらどうしよう」
「次も耐えられる?」
「人間関係は入社しないと分からない」
もう解放されたと思ったのに、通勤中に涙が出てしまった日々がフラッシュバックした。
苦しくて、涙が出てきた
人が怖い…
プツンと糸が切れたみたいに、やる気がなくなって
転職活動を諦め、自宅で引きこもり生活が始まる。
パワハラの後遺症で実際に出た症状

1年間、何もせず引きこもってしまった。
そんな人間不信になった私が、パワハラのリアルな後遺症を紹介します。
まとめると以下の通りです。
パワハラ後遺症の症状一覧|退職後に出たリアルな変化
- 似た人を見ると動悸がする
- 夜に嫌な記憶を思い出す
- 涙が止まらない
- 転職が怖い
- 人が怖い
- 引きこもり状態になる
- 人間不信になる
では順番に見ていきましょう。
似た人を見るとドキッとする
- 声
- 歩き方
- 顔と服の雰囲気
街中で「あの人」に似た人を見ると、心臓が痛くなってズキズキと胸が痛くなりました。脳が「逃げろ!」と言って、パニック状態でその場を後にしたことが何度もあります。
鏡に写った自分の顔は、真っ青で目は恐怖で怯えている
怖い、怖い、どうしよう。
また何か言われるんじゃないか?探られるんじゃないか
恐怖でしかない存在の「あの人」
絶対に会いたくない。
退職後に出たパワハラの後遺症は、パニックでした。
夜になると嫌な記憶を思い出す
- 悪口のような人格否定
- 当たりのきつい態度
- 自分にだけ厳しいチェック
目をつぶると、つらかった思い出が出てきた。
いわゆるフラッシュバックです。
我慢していた自分が偉いなと思う反面、「あの時こうすれば良かったのかな?」「自分に原因があった」と答えのない考えがぐるぐるする。
辞めたはずなのに、涙が止まらない。
もちろん寝れるわけがなく、そのまま朝を迎えるんですが…
毎晩、毎晩、パワハラしてきた上司が出てきて自分を見張っているような恐怖がありました。
転職が怖くなった
- また同じだったらどうしよう
- 転職活動が怖い
- 仕事を1から覚える大変さ
恐怖の次にやってきたのは、怒りです。
周りに相談するとみんな口を揃えて転職を勧めますが、納得できない部分もありました。
なぜ、自分が退職しなければいけなかったのか。
パワハラをする人に問題があるはずなのに…
転職活動は、思っている以上にパワーが必要です。転職後も仕事を覚えなくてはいけないし上手くやっていけるか?保証はどこにもありません。
悔しかった。
「どうして自分だけ、こんな思いをしないといけないんだろう」
そんな怒りが消えなかった時期があります。
人を避けるようになった
- 頑張ってる人が眩しい
- 無意識に比較して苦しい
仕事を頑張っている人を見ると、辛くなる。成果を出せている人を見ると、自分に足りないものが分かってしまうから余計に感じます。
SNSを閉じて、友達や家族と関わらないようにした。
そうでもしないと平然を保てないから
人と会うのは買い出しのスーパーか店員さんくらいで、1ヶ月誰とも話していないこともありました。なので久しぶりに人と話すと、自分が失礼なこと言ってないか?すごく気になる。
1人反省会をして、落ち込んで
「1人の方がマシかも」
そう思い結局、人を避けるようになっていきました。
人が嫌いになった
ついに、人が嫌いになった。
どれだけ親しくなっても、どうせこの人も裏切るんだろうなと思ってしまう。そんな自分も嫌いになる。
人を嫌いになって、自分のことも嫌いになって
誰も心から信じることができません。
でも本当は、傷つけられるのが怖かったんです。
傷つきたくなかったんです。
当時は一生このままだと思ってました。
パワハラの後遺症で回復のためにやったこと
正直、「これをやったから一気に治った!」みたいなものはありませんでした。少し良くなって、また落ち込んで。その繰り返しです。でも、そんな中でも「やってよかった」と思うことがあります。
ここでは、トラウマ反応のような状態に対して、私が実際にやった回復方法を順番にまとめました。
精神科に行った

精神科に行くのは、正直かなり抵抗がありました。
「自分はそこまでじゃない」
「もっと頑張れるかもしれない」
そうやって、ずっと我慢して悩んで悩んで。
結局、通うことになったのは仕事を辞める直前で、心が限界を超えていたとき
病院に行ってから気づいたのは、「弱い人が行く所」ではないということです。
むしろ、自分を壊さないために必要な行動と今では思います。
先生に全部を話せたわけじゃないです。上手く説明できない日もありました。
それでも、「つらかったですね」と言ってもらえただけで、少し気持ちが軽くなりました。今でも、もっと早く頼れば良かったなと少し後悔しています。
精神科に行った時の話や病院の雰囲気・料金などはこちらで詳しくまとめています。

カウンセリングを受けた
最初は、「話すだけで変わるのかな?」と思っていました。
でも、実際に受けてみると、自分の頭の中が少し整理されていく感覚があったんです。
パワハラを受けていた時って、毎日が必死で、自分の感情を後回しにしていました。
「本当はどう感じていたのか」
「何がそんなに苦しかったのか」
カウンセラーさんと話しながら、少しずつ気づいていった感じです。
アドバイスをもらうというより、「安心して話せる場所」があるだけで全然違いました。私はどちらかというと1人で悩んで、自分で解決する性格なんですが人に話を聞いてもらうのって、スッキリするんだなと。もちろん相手は、国家資格を持った心理士さん。身近な人だと知られてしまう怖さがありますが、その辺は流石プロでした。
「病院に行くのはハードルが高いかも」という人に向けた自宅でカウンセリングができるサービスもあります。私自身、人に話を聞いてもらうだけでも違いました。
国内最大級のオンラインカウンセリングサービス【Kimochi】1年間、ほとんど引きこもっていた

退職してからしばらくは、ほとんど家にいました。
本当に何もできなかったです。
朝起きて、ぼーっとして、気づいたら夜。そんな日も多かった。映画を観て終わる日もあれば、食べてばかりの日もあります。
「このままで大丈夫なのかな」
「早く働かなきゃ」
そう思うたびに、余計に苦しくなっていく。
でも今振り返ると、あの時間は必要だったと思います。
無理に動こうとしていたら、たぶんもっと壊れていたに違いない。
回復って、「頑張ること」じゃなくて、まず自分を守ってくれる場所で休むことなんだと思います。
それが私の場合は家でした。好きなものに囲まれると、落ち着くし安心感がある。
緑を意識的に増やして心を落ち着かせていました。

1年間、引きこもって何もしなかった私の過ごし方はこちらでまとめています。

好きなものを通して人と関わった

少し落ち着いてきてから、好きなものをきっかけに外へ出るようになりました。
公園に行ったり、趣味の集まりに参加してみたり。
「人と関わるぞ!」ではなく、 好きなものを見に行ったら、人がいるくらいの距離感です。
私の場合は、星が昔から好きなので天体観測会へちょくちょく行ってます。
話さなくても良いし、話してもいい。
- 知識が豊富な人
- 頑張っている小学生
- ふらっと参加した親子
趣味の場では、たくさんの色んな人がいます。
同じものを好きな人とは価値観が似ていて、自然と話せるし聞いていて楽しい。合わなければ帰ればいいので、すごくラクでした。
好きなものが、人との間にクッションを置いてくれた感覚ですね。
休職中にひたすら読書していた私がおすすめしたい、大好きな本はこちらです。

安心できる人とだけ会った
回復中は、「誰と会うか」が本当に大事です。
大人数や気を使う相手と会うと、帰宅後どっと疲れてしまう。だから、安心できる人とだけ会うようにした。
- 無理に盛り上げなくていい人
- 沈黙があっても平気な人
- 「元気?仕事は?」と急かさない人
そういう人といる時間は、ちゃんと心が休まるんです。
人が嫌いになった時期もあったけど、「心地いい人はいる」と少しずつ思えるようになりました。
「最初は人を選んで会うなんて最低だな」と思ってましたが、全然そんな事ないです。自分の状況でいくらでも合う合わないは変わります。だから、会う人は選んでいい。
回復しようとするのを、やめた

無職の引きこもり生活1年が経ったとき、
私はパワハラの後遺症を治すのを諦めました。
「元の自分に戻りたい」
そう思っていた時が、一番苦しかった。
元の自分に戻ろうとしてこれまで、たくさん調べては試してきた。自分を変えたくて。
その度に
「ちょっとマシになった?」
「いや、またフラッシュバックが来た…」
どんどん沼にハマっていく感覚。
治ったと思ったら、また繰り返しては悩み、治そうとするたびに苦しくなる。
私が最終的に辿り着いた答えは、パワハラの嫌な記憶を消すのは完全には無理だということです。
私たちは、どう頑張っても元の自分には戻れません。
パワハラを受けた事実は変わらないし、今も「あの人」はのうのうと生きている。私たちはPTSDのような症状で苦しんで、こうやって記事を読んでいる。
悔しいし、今もつらいけど
それを抱えたままでも、いいのではないか?
- この経験が後で役に立つ日が来るかもしれない
- 笑い話にできる日が来るかもしれない。
- 同じ悩みを持つ人の助けになるかもしれない
そう「かもしれない」で、少しだけ未来に期待すると、ちょっとだけラクに感じる。
治そう、元に戻ろう。
そう思うほど、苦しくなるから
私は、「完全に忘れるのは無理なんだ」と思うようになったんです。
パワハラを受けた事実は消えない。
でも、それを抱えたまま生きてみよう。
それが私の出した答えです。
パワハラの後遺症はいつまで続く?
どれくらいで回復した?
- 人による
- 数ヶ月〜数年
- 良い時と悪い時の波がある
- 焦ると悪化した
今も時々、パワハラでつらかった出来事を思い出します。
完全には回復したとは言い難いですが私の場合は、1年の冷却期間が必要でした。それから冷静に、将来のことを考えられたのかなと思います。ですがこれは人によります。参考程度で捉えてもらえたら助かります。
【まとめ】今つらい人へ伝えたいこと

- 専門家頼っていい
- 回復に時間をかけてみよう
- 人が嫌いになっても人には癒される
この記事を読んでいる人は、きっとパワハラの強いストレス反応で苦しんでいる人だと思います。
最後に私が伝えたいのは、
人に傷つけられたけど、人に救われることもあります!です。
私自身も「もう人と関わりたくない」と思っていました。けど、カウンセリングを受けたり、趣味で人に癒された、時間がかかってしまったけど「良い人もいるんだな」と気づいたんです。
今はつらいかもしれない
でも、焦らなくて大丈夫。ゆっくりでいい。
視野を広げると色んな人がいます。
私の場合は、パワハラの後遺症は完全に回復することは難しかったです。PTSDのような症状が出て、また思い出してしまうことがある。それでも何とかやって来れたのは、諦めたからです。
つらい過去も受け入れていくことで
少しずつ前へ進みます。
あなたの回復が、ゆっくりでも前に進めますように


